★★ 臨床検査技師って知っていますか? ★★
私たち臨床検査技師は医療施設を職域の中心としています。昭和33年に当時の厚生省より定められた国家資格として始まりました。現在神奈川県下で3000名以上が有資格者として働き当会に所属しています。
私たち臨床検査技師の仕事は多岐にわたります。採血業務から始まり、採血で得られた血液を用いて血球の数や酵素・電解質の測定、また感染症や腫瘍マーカー、ホルモン濃度などの血液から病態に迫る分野や、感染症の病原体を探る細菌検査、顕微鏡にてガン細胞をみつけ治療や手術をサポートする病理検査、心電図や脳波測定・聴力検査・超音波検査などを専門とする生理機能検査などがあります。
さらには輸血が必要な方へ、より安全に輸血が行われるように輸血前の検査を行ったりしています。また最近は施設内外の多職種(医師・看護師・放射線技師・理学療法士・作業療法士・栄養士など)とチームを組み、入院されている方はもちろん、地域の方々をサポートする役割も担っています。
職域は医療施設にとどまらず、海外から入ってくる感染症等の侵入を水際で防ぐ検疫施設や国内で発生した流行性感染症を調査し病気の広がりを防ぐ保健所施設、食品の衛生面を管理する上で必要な検査をする検査施設など、県民のみなさまの健康を様々な角度からサポートするのが私たちの仕事です。
「私達臨床検査技師は、医療現場を裏方から支え多方面からヘルスケアをサポートするプロフェッショナルなのです。」
一般社団法人神奈川県臨床衛生検査技師会が行っている社会貢献事業
1.心電図検診事業活動
(一社)神奈川県臨床衛生検査技師会では地域保健事業の一環として心電図検診事業活動を行っています。この事業活動は社会的貢献を含めて、臨床検査技師の認知を広め地位向上を目指す目的で行われています。
2. STD撲滅委員会活動
STD(Sexually Transmitted Diseases/性感染症)* は正しい知識で防げるものです。私たちは臨床検査技師としての知識を活かし地域や若者の将来を考え、正しい知識を啓発する活動を行っています。活動の内容は神奈川県内の中学校・高等学校などでの講演活動や世界AIDSデーなどの街頭キャンペーンを中心に行っています。
*STDは、STI(Sexually Transmitted Infection)ともいいます。