あなたは、臨床検査技師や衛生検査技師を知っていますか?

病院で働く人たちではじめにに思いつくのはお医者さん、次に看護師(看護婦)さんなどではないでしょうか。

 他にも放射線技師さんや医療事務職の方々、最近では理学療法士さんや介護福祉士さんなどご存じの方も多いのではないでしょうか。


私達、臨床衛生検査技師は前者の方々と同じ医療施設を職域の中心としています。

昭和33年に当時厚生省より定められた国家資格として始まり歴史も古く、現在神奈川県下で二千名以上が有資格者として働いています。

しかしながら、現状として知名度はあまり高くはありません。

私達はどのような仕事をしていると思いますか。


たとえば、あなたが今突然の腹痛に襲われて病院に行くことにします。
病院に着くと最初に医師が診察をし、医師の指示にしたがい看護師さんが採血を行なう。
次におしっこを検尿コップに取り、看護師さんにつれられ、ベットのある部屋で心電図をとり、隣の部屋に案内されて腹部超音波検査をうけて、レントゲン・CTをとって、検査結果がそろったところで担当医師があなたに病状を伝えてお薬を処方する・・・
この例文は日常病院等で見られるごく普通の光景ではないでしょうか。


この中で、臨床検査技師の仕事は採血した血液を検査し、コップに取った尿を検査し、心電図を取り、超音波検査を行なう事をしています。

私達の仕事は以上のことだけではなく脳波測定・聴力検査などの生理機能検査、ガン細胞などを見付けて治療をサポートする病理検査、感染症の病原体を探る細菌検査、血液から病態をアプローチする生化学検査など様々な検査の仕事を行なっています。

また、職域は医療施設にとどまらず、海外から入ってくる感染症等の進入を水際で防ぐ検疫施設や国内で発生した流行性感染症を調査し病気の広がりを防ぐ保健所施設、食品の衛生面を管理する上で必要な検査をする検査施設など、県民の皆さんの健康を様々な角度からサポートするのが私達の仕事です。


「私達臨床検査技師は、医療現場を裏方から支え多方面からヘルスケアをサポートするプロフェッショナルなのです。」


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