STD(Sexually Transmitted Diseases)とは、性行為など血液、精液、粘膜の接触によって感染する病気のことです。かつて「性病」と呼ばれていたもので、1999年の「感染症予防新法」実施に伴い「性感染症」と名を改め、現在は他の感染症と同様に扱われるようになりました。細菌やウイルス、寄生虫、原虫などが病原体とされ、感染しても症状が軽いことが多く、気がつかないうちに人から人へ移してしまう上に、罹ってしまうと完全には治りのくいものや、根本的な治療方法が確立されていないものがあります。 
 性行為経験年齢が若年化していると言われていますが、それに伴い、性感染症(STD)が高校生の間で大流行しています。15歳から19歳の日本人女性の内15人に1人は何かしらのSTDに感染していると言われています。原因として考えられることは、ここ数年で初体験年齢が大幅に下がり、性行為経験率が高校一年生女子で32%、高校三年生女子では52%と高い数値を示しています。その若年層のSTDに対する知識のなさからくる無秩序の性行為が主な原因と言われています。このような若者達の危機的状況を救済するためには、中高校生からの正しい教育を受けさせることが最大の予防となるのである。
≪STDとは・・・≫
≪若年層で大流行 〜今、高校生が危ない〜 
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STD撲滅 委員会